四角いG-SHOCK――通称「スクエア型」。
5000系・5600系・5610系・5700系・フルメタル系……。
見た目は似ていても、実はパーツの互換性に大きな違いがあります。
本記事では、これまで実際に交換・検証して分かった
「ベゼル」「バンド」「ビス」「風防」の互換性を一枚の早見表で完全整理します。
※検証は筆者の実践を伴い記載していますが、改造・購入は自己責任でお願いします。
🔹対象モデルと前提


互換性検証の対象は以下の通称「スクエア型」シリーズです。
系列名 | 代表モデル | 特徴 |
---|---|---|
5000系 | GW-5000U | 初代直系・スクリューバック構造 |
5600系 | DW-5600UE / GW-B5600 | 標準モデル・現行最多 |
5610系 | GW-M5610U / GW-M5610UBC | 電波ソーラー系の主力 型番BCは軽量・快適な三つ折れバンド付き |
5700系 | DW-5700 / DWE-5657 | 丸型ベゼル派生・特例あり |
フルメタル系 | GMW-B5000など | ケース構造が全く異なるため非互換 |
※カスタム・パーツ交換はメーカー保証外になります。
自己責任での対応をお願いします。
🔹互換グループ早見表(ベゼル・バンド共通)
系列 | ベゼル互換 | バンド互換 | 備考 |
---|---|---|---|
5000 ↔ 5600 | ◎ | ◎ | 基本互換。 外観もほぼ同一。 |
5600 ↔ 5610 | × | ◎ | ベゼルはボタン位置差異あり。 バンドは共通。 |
5600 ↔ 5700 | × | △ | ベゼル形状が異なる。 バンドラグ形状近いが注意。 |
5600 ↔ フルメタル | × | × | 構造・ラグ幅ともに別物。 |
5700 ↔ DWE-5657 | ◎(特例) | ◎ | 付け替え可能な公式コンビ。 |
→ つまり、5000・5600までは“ほぼ同族”。5610はバンドのみ交換可能。
5700とフルメタル系は別系統と覚えておきましょう。
5600と5610のCASIO純正バンドはインターネットで購入可能です。

🔹パーツ別 互換性一覧
ベゼル(外装カバー)
組み合わせ | 結果 | 解説 |
---|---|---|
DW-5600E ↔ GW-M5610U | × | ボタン位置が微妙に異なり、装着しても浮く場合あり。 |
DW-5600E ↔ GW-5000U | ◎ | 共通構造。 スクリューバックでも同サイズ。 |
GW-M5610U ↔ GW-B5600 | × | 電波ソーラー同士でも互換無し。 |
5600系 ↔ GMW-B5000 | × | メタルケース構造のため非対応。 |
5700系 ↔ DWE-5657 | ◎ | 公式で交換可。ベゼル2種付属。 |
※筆者はGW-M5610とGW-B5600の両方を所有し、実機でベゼル交換を検証。
内側爪とボタン穴位置の微差により隙間・浮きが発生するため、非互換と結論づけています。

✅ ポイント
- “Uシリーズ”は基本的に従来品とサイズ同一。
- “丸型”5700は四角とは基本非互換。例外はDWE-5657(公式で四角⇄丸の換装対応)
- “フルメタル”は内部構造が別設計。
5600用のCASIO純正ベゼルはインターネットで購入出来ます。

また、5610用のCASIO純正ベゼルもインターネットで購入できます。

同じ形状で黒色が映えるGW-M5610UBCと同じベゼルも購入可能です。

カシオ公式ではない”社外”の改造メタルキットは外観アップで人気ですが、 落下衝撃時の保持強度が純正未満となる事があります。
常用・耐衝撃性重視なら純正品を使用推奨です。
バンド(ベルト)
5600/5610/5000はラグ幅16mm相当で、樹脂・コンポジット間の付替えは容易(ピン構造共通)。
ただしフルメタル(GMW-B5000)はラグ・ケース構造が別設計で非互換。
組み合わせ | 結果 | 備考 |
---|---|---|
5000系 ↔ 5600系 | ◎ | 純正互換。ラグ幅16mm共通。 |
5600系 ↔ 5610系 | ◎ | 完全互換。電波ソーラーもOK。 |
5610系 ↔ GW-B5600BC(コンポジット) | ◎ | コンポジットバンド単品でも装着可。 |
5600系 ↔ 5700系 | △ | 一部干渉あり。 モデルにより加工要。 |
5600系 ↔ フルメタル | × | ラグ構造が違い不可能。 |

バンドのオススメは、GW-M5610UBCに使用されているコンポジットバンドです。
軽くて、三つ折れバンド、快適です!



内部が金具、外側がプラスチックの、軽くて使いやすい三つ折れバンドです。
このBCシリーズのコンポジットバンド(メタルコアバンド)はインターネット上で購入することが出来ます。

交換は1000円程度のベルト交換工具で十分に可能です。

私はBC用コンポジットバンドを、オレンジ液晶の5610に取付・改造して愛用しています。

✅ おすすめ交換例
- コンポジットバンド(GW-M5610UBC)を軽量モデルへ換装 ※単品購入可能
- ファインレジンバンド(GW-B5600BC)で高級感アップ ※GW-B5600BCを購入し交換する必要あり
- ウレタンバンド(DW-5600E)で軽く・柔らかく ※単品購入可能
ファインレジンバンドは、インターネット上で単品販売されているのが確認できませんでした。

そのため、私はGW-B5600BCを購入し、交換しました。



現在は、このバンドをW-218Hに装着し、なんちゃってDW-5300復刻として使用しています。

👉 詳しくは下記記事をどうぞ


ビス(ネジ)
- ベゼル固定ビスは共通に見えて長さが微妙に異なる。
- ステンレス製互換ビスはAmazonでも入手可能だが、
純正のほうがトルク・ネジ山精度が安定。 - フルメタル系は専用品で、見た目も異なる。
✅ 目安
- DW/GW系:M1.4×4.5mm
- GMW系:M1.6×3.0mm
※上記は目安。モデルにより差異あり。基本は純正指定ビス推奨。
おすすめの風防(ガラス)と保護フィルム
- 保護フィルムの貼付を推奨。
- 5600/5610系はサイズが違う。
👉 おすすめ
5600用はこちら

5610用はこちら

フルメタルのGMW-B5000シリーズ用はこちら

🔹サイズ比較表(代表機)
モデル | ケース厚み | 縦×横 | 重量 | 備考 |
---|---|---|---|---|
DW-5600UE | 13.4mm | 48.9×42.8 | 52g | 標準モデル |
GW-M5610U | 12.7mm | 46.7×43.2 | 52g | 電波ソーラー |
GW-5000U | 13.2mm | 48.9×42.8 | 74g | スクリューバック |
GW-B5600 | 13.4mm | 48.9×42.8 | 53g | Bluetooth搭載 |
GMW-B5000D | 13.0mm | 49.3×43.2 | 167g | フルメタル |
DWE-5657RE (限定モデル) | 13.7mm | 48.9×42.8 | 58g | 丸型互換付属 |





🔹よくある質問(FAQ)
Q1. GW-B5600のファインレジンバンドはGW-M5610Uに使えますか?
→ はい、互換性あり。ラグ構造が同じためそのまま装着できます。
Q2. GMW-B5000のメタルブレスをDW-5600Eに流用できますか?
→ できません。 メタルは内部構造が専用設計です。
Q3. 5700系のベゼルを四角型に付けられますか?
→ 5700は丸型で四角とは基本非互換。例外はDWE-5657(公式で四角⇄丸の換装対応)。

Q4. ビスの色違い(銀・黒)は混在しても問題ない?
→ 見た目以外に問題はありません。ねじ山の長さだけ注意してください。
🔹まとめ:スクエア互換性は「2+1+1」で覚える
- ✅ 5000+5600=同系統(互換可)
- 🔴 5610=ベゼル系違い(バンドは可能)
- ❌ フルメタル=別設計(非互換)
※ 5700=丸型系(DWE-5657のみ公式換装の例外)
この2+1+1構造を覚えておくだけで、
パーツ購入やバンド交換の失敗は激減します。
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