どの時計よりも『四角いG-SHOCK』が好きです。
今回はちょっと四角くないけれど、とても魅力的な八角形のG-SHOCKのご紹介です。
- 独特な形のG-SHOCK これが「本当の八角形」
- 当初日本未発売だったものの根強いファンが多い機種
- 3つの窓の動きが面白い
とても独特な形のG-SHOCK
これが、DW-5900-1

型番が「DW-5xxx」なところからわかる通り、初期G-SHOCKシリーズの1つになります。
現在手に入るのはG-SHOCK35周年の2018年に復刻されたものです。定価は日本円で12,100円。
これが本当の「八角形G-SHOCK」
この機種はDW-5300と同じく日本未発売でした。
(※DW-5300はW-218Hとして疑似的に復刻 紹介記事)
ですが、根強い人気があったことから後追いで1992年に日本国内でも発売。
知る人ぞ知るG-SHOCKで、特徴的なのはその形です。
実用性はあまりない3つの窓
このG-SHOCKには3つの窓が付いています。1番有名でメジャーなのは6900シリーズです。

左の1番目と2番目の窓のドットが1秒経過ごとに1つづつ増えていきます。
そして10秒経過ですべて埋まったあとは今度は1つずつ減っていく・・・を繰り返します。
見た目がおもしろいだけで、あまり意味はないのです。でも、見ていてとても楽しい。
子どものころは、この小さな窓が埋まって、また切り替わって・・・というのを見つめているだけで楽しかったものです。
DW-5900も3つの窓と同じ動きです。秒数はDW-6900の左2つではなく、左と右の2つの窓が変わります。
真ん中は機能(時報のON/OFF状態など)を示します。

このことによって、
「時刻が表示される液晶部分が少なくなって時刻確認がしにくい」
という本末転倒なことになっていますが、
「その無駄な部分がいい!」
という腕時計です。
真の八角形の時計
GA-2100発売時に、CASIOは「DW-5000がオクタゴンベゼル(八角形)で元にして作った」と説明していますが、DW-5600は普通に見たら「四角形」です。

(このあたりの経緯はGA-2100の紹介記事に書きました。)
今回紹介したDW-5900の形こそが一見して「本当の八角形の時計」でしょう。
四角いG-SHOCK、丸いG-SHOCKと合わせて同じシリーズが発売されることも多い
DW-5900はG-SHOCKのベーシックシリーズとして認識されており、特別なシリーズが出る場合に一緒に発売されることがあります。
例えば、真っ黒の「BBシリーズ」が発売された時、
- 四角いG-SHOCK「DW-5600」
- 丸いG-SHOCK「DW-6900」
- もっと四角いG-SHOCK「DW-5500」
とともに、「DW-5900」も発売されました。




とても魅力的な時計です
今回紹介したDW-5900はひそかにとても大好きな時計です。
動いている3つの窓を見ていると、なんだか落ち着く。
とても不思議な魅力を持っているG-SHOCKです。
おすすめです。

スペック
機種名 | DW-5900-1 |
サイズ(縦×横×厚さ) | 51.4 × 46.8 × 15.5 mm |
重さ | 60 g |
バンド素材 | ウレタン |
ベゼル素材 | ウレタン |