[ちょっと変わり種]CASIO G-SHOCK DW-B5600[電池+Bluetooth 寿命が心配]

どの時計よりも『四角いG-SHOCK』が好きです。

POINT
  • 待望の新しいスクエア型G-SHOCK
  • 今までにないスケルトンデザインがカッコイイ
  • Bluetooth搭載も”ソーラー無し”で電池のみ 電池寿命がわずか3年と心配
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待望の新しい「四角いG-SHOCK」

これが、DW-B5600G-2

DW-B5600G-2

2022年に発売された新しい「四角いG-SHOCK」DW-B5600Gになります。

定価は日本円で15,400円。

待望の新機種だがこの型番は・・・?

四角いG-SHOCKに待望の新機種が発売されました

型番は「DW-B5600」これの意味するところ、分かるでしょうか。

型番からある程度機能は分かります。

G-SHOCKの型番の解説記事はこちら
G-SHOCKの型番解説 超基本[ひと目でわかる!]

今回の「DW-B5600」場合、
DW ・・・「電池式」でソーラーや電波時計は付いていない
B  ・・・「Bluetooth連携機能」が付いている
5600・・・「5600系のデザイン」日本国外製、パネルバック
と型番から予想が付きます。

今もっともスタンダードな機種「GW-M5610U」であれば、
GW ・・・「ソーラー+電波時計」などの高機能
M  ・・・「マルチバンドの電波時計付き」
5610 ・・・「5610系のデザイン」薄く軽いデザイン、日本国外製、パネルバック
U  ・・・「アップデートされた特別な機種」
と分かります。

GW-M5610Uにのレビュー記事はこちら
G-SHOCK GW-M5610U[初代カラーに電波ソーラーを追加 アップデートを繰り返す特別なG-SHOCK]

つまり、この機種は

  • 電池式
  • Bluetooth連携機能付き
  • 5600系のデザイン

が特徴となります。

美しいデザイン

あらためてデザインを見ていきましょう。

スケルトンの樹脂にグラデーションを施した、懐かしいようなそれでいて新しいようなモデルとなっています。とても美しいです。

DW-B5600G-2

この緑色、きれいですね。
こういう色、とても好きです。

他にも爽やかなホワイトスケルトンもあります。

DW-B5600G-7

黒と赤基調のスケルトンカラーもあります。よく電子世界や映画で使われそうな色合いです。

DW-B5600G-1

3色ともとてもカッコイイデザインで、おすすめできます。

まさかの電池式+Bluetooth 電池寿命わずか3年

懸念点もあります。

電池式なのにBluetooth連携機能を付けたせいで、電池寿命がわずか3年なのです。

次の表をご覧ください。

機種名(リンクはレビュー記事)電源電波時計Bluetooth連携定価
DW-5600E (1996年発売)電池なしなし12,100円
GW-M5610U
(当初2008年発売 2021年リニューアル)
タフソーラー搭載なし22,000円
GMW-B5000D (2018年発売)タフソーラー搭載搭載66,000円
GW-B5600 (2018年発売)タフソーラー搭載搭載23,100円
(生産完了)
GA-2100 (2019年発売)電池なしなし14,850円
GA-B2100 (2022年発売)タフソーラーなし搭載22,000円
GM-B2100D (2022年発売)タフソーラーなし搭載71,500円
DW-B5600 (2022年発売)電池なし搭載15,400円

今回紹介しているDW-B5600の「電池+タフソーラーなし+Bluetooth搭載」が史上初なことが分かると思います。

ここ15年くらいのG-SHOCKは、電波時計は電力を使うので

電波時計にはタフソーラーが付いている」

のが基本となっていました。

そうしないと、電力を使うので電池だけではすぐに動かなくなってしまうんですね。

同じように、Bluetoothが追加された際も、「タフソーラー+電波時計+Bluetooth」(例えばGW-B5600 レビュー記事)となっていました。

これが、最近発売された2100シリーズにおいては、

となっており「電波時計無し+Bluetoothあり」の機種が発売される流れになっています。

「もしかして電波時計は使える地域が限られれるため、さらに世界展開を目指して電波時計は外す方向になっている・・・?」と予想されました。

それでも「タフソーラー」は必ず付いていました。Bluetoothも電力を使いますからね。

ところが、今回出た機種はまさかの「電池+Bluetooth」で「タフソーラー無し」です!

日本やアメリカ・中国などの対応地域で使う分には最強の「電波時計+タフソーラー」の機種、GW-M5610Uとしてリニューアルされ、不安が払拭されて少し安心していたのですが、まさかの展開です。

GW-M5610Uのレビュー記事はこちら
G-SHOCK GW-M5610U[初代カラーに電波ソーラーを追加 アップデートを繰り返す特別なG-SHOCK]

トリプル10はどこにいった?→多様な使い方に対応していく時代

現代は多様性の時代と言われます。

そのため、多様なG-SHOCKが必要です。

「トリプル10を目指す!」がG-SHOCKの基本ですが、それも40年前の話。

トリプル10というのは、この世にG-SHOCKが生まれる際の企画書に書かれていた目標のことで、

  • 10メートル落下
  • 10気圧防水
  • 10年寿命

を目指した時計がG-SHOCKだったのです。

初代G-SHOCK DW-5000C

実際には、カシオとして「電池10年寿命を保証するのは難しい。7年までしか保証できない。なら防水機能を強化して20気圧にして『7・10・20』で売り出そうとなりました。
参考記事 G-SHOCK 30TH INTERVIEWこの人がいなかったら、G-SHOCKは世に出なかった

(ですが、実際には電池式のG-SHOCKは10年間電池が持つことが多かったりしますけどね。)

何度もおすすめしていますが、GW-M5610は1つの完成形で、タフソーラーを搭載することで電池寿命も10年を超えて『トリプル10の理想を実現した真のG-SHOCK』と言えると思います。

GW-M5610U-1

今回紹介しているG-SHOCK、DW-B5600の電池寿命はわずか3年です。これはトリプル10の思想からはかなりかけ離れてしまったのではと感じます。

しかし、現代は多様性の時代です。

『トリプル10のうちの1つ「10年寿命」は目指さないけれどBluetooth連携機能を付けた』という機種も需要があるのだと思われます。

「危惧していたことが現実に これでいいのかG-SHOCK」と言いたいところですが、G-SHOCKには色々な機種があります。色々な需要があるはずですので、これはこれで認めてデザインを楽しみましょう。

今までにないデザイン。とてもカッコイイです。

DW-B5600G-2

スペック

機種名DW-B5600G
サイズ(縦×横×厚さ)48.9 × 42.8 × 13.4 mm
重さ55 g
バンド素材ウレタン
ベゼル素材ウレタン
特徴Bluetooth連携
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