どの時計よりも『四角いG-SHOCK』が好きです。
四角いカシオの時計を数多く紹介してきたこのサイト。
今回は「”丸い時計”と”四角い時計”どっちがいい?」というテーマです。
- 時計は本来は「丸い」もの
- デジタルだと「四角い」もの
- デジタルなのに丸い時計の魅力
やっぱり四角が好きです。その上で丸い時計の魅力についてあらためて。
時計は本来は丸いもの
丸い時計といえば、こんなのを想像しますよね。

カシオの名作「MQ-24」です。シンプルイズベストで、世界で最も見やすくて美しい時計の1つでしょう。
かつてローマ法王が身に付けていたことから「ローマ法王モデル」とも呼ばれます。
豪華で高価な時計ではなく、安価で庶民的なこの時計をローマ法王が身に付けていたことで、身近に感じられて評判が良くなりました。
時計は「日時計」が生まれと言われています。この画像のようなものです。


太陽の影に合わせて作られたので、本来は時計は「丸い」ものなんです。
ですので、丸い時計には、
- 本来の時計の形なので親近感がある
- 「あとどれだけ時間が残っている」「ここまで進んでいる」というのが視覚的に分かりやすい
という利点があります。
デジタル時計は四角いもの
対して、デジタルの時計は四角いものです。
数字を表示するだけですので、四角いスペースで十分だからです。
なので、本来はデジタル時計は四角い形で十分。世界一有名なデジタル時計CASIO F-91Wが代表例です。

デジタルなのに丸い時計 中身は四角い時計と一緒
今回はあえてデジタルなのに丸い時計の魅力・利点について考えてみましょう。
「デジタルなのに丸い時計」です。
このサイトは四角い時計専門ですが、丸いデジタル時計にも不思議な魅力があります。
実は丸いデジタル時計はカシオの得意技です。
カシオは、四角型のモジュールをそのままで丸いベゼルを付けて発売するというのを得意としています。
丸いカシオコレクション(チープカシオ)A171がこちら。

なんだか丸い形にも魅力を感じませんか?
デジタルなのに丸い時計の利点
- 時計は本来丸いものなので親近感を感じる
- デジタルなのにあえて丸を選ぶのはこだわりをアピールできる
- 丸いので肌なじみが良い
対して、四角いカシオコレクション(チープカシオ)A158がこちら。
実は、この2機種のモジュールはどちらも「No.593」なので、中身のモジュールは同じ。
つまり、ベゼル(ガワ)だけを四角から丸にしているだけなのです。

モジュール番号から説明書を探す方法はこちら
CASIO腕時計の裏蓋に四角で囲まれた3桁または4桁の番号があると思います。
カシオの説明書ページでこの番号を入れることで説明書を見ることが出来ます。

カシオのサイトでも、この2機種を並べた画像でアピールしています。
兄弟モデルということをあえて強調しているようにも見えます。

四角と丸いG-SHOCKには中身が一緒のものがある
この「四角い時計のモジュールのベゼルを丸いものに変更する」という手法はG-SHOCKでも使われています。
G-SHOCKも裏蓋を見ればモジュール番号がわかります。
四角と丸いG-SHOCKは中身が同じものがあるのです。
例えば、次の2機種。「まったく別」に見えませんか?


もうわかったかもしれません。
この2つの機種は、外側のベゼルが四角か丸かの違いだけで、中身のモジュールは一緒です。
基本モデルDW-5600Eのサポートページからリンクされている説明書
と、
丸いDW-5750のサポートページからリンクされている説明書
は、
どちらも同じ説明書(PDFファイル)です。

つまりこの2機種は「中のモジュールは一緒」なのです。
じつは、これは古いG-SHOCKファンには有名な話で、
- 四角いベゼル(5600)・丸いベゼル(5700)のモジュールは一緒
ということはよく知られたことです。
当ブログの紹介記事
【スティングモデル】G-SHOCK 5400/5700シリーズ【5600と中身同じの丸い時計】
40周年記念モデルでまさかの『四角⇔丸』交換可能機種が発売!
上記事実はファンには知られたことではあったものの、カシオが言及したことはなく「公然の秘密」扱いでした。
そんな中、なんと40周年記念モデルとして『四角⇔丸』の交換可能機種が発売されます。
驚きです。
それがこちら、DWE-5657RE-1

四角を示す「56」と丸を示す「57」の両方が型番に入っているのが熱いですね!
一見すると何の変哲もない、DW-5600BB(紹介記事)のような黒くて四角いG-SHOCK。
実は、四角い5600ベゼルと丸い5700ベゼルを付け替えることができます。

もちろん40周年記念モデルらしい特別な仕様もあります。

ついに出たモデルと言えます。
ベルトに記載されている詳細な機種名はこちら(公式サイトより)

初代G-SHOCK DW-5000はもちろん、
丸いG-SHOCK DW-5400(当ブログの紹介記事)
もう一つの四角いG-SHOCK DW-5500(当ブログの紹介記事)
完成形5600シリーズ DW-5600(当ブログの紹介記事)
電波ソーラー搭載 GW-M5600(当ブログの紹介記事)
ドでかいG-SHOCK GXW-56(当ブログの紹介記事)
フルメタルG-SHOCK GMW-B5000(当ブログの紹介記事)
四角いG-SHOCKを元にしたアナログG-SHOCK GA-2100(当ブログの紹介記事)
メタルベゼルのG-SHOCK GM-5600(当ブログの紹介記事)
スクエア型G-SHOCKはじめてのMR-G MRG-B5000(当ブログの紹介記事)
と、当ブログで紹介してきた名作の機種名が大量に記載されています。
本当にうれしい仕様です。
四角いG-SHOCK
丸と四角の魅力を再認識した上で、ここからは四角と丸のG-SHOCK、それぞれオススメを載せておきます。
まずは、電波ソーラー付きで現行もっとも使いやすく初号機カラーが許されている唯一の機種、GW-M5601Uです。

次に、四角い(スクエア型)G-SHOCKの到達点、フルメタルモデルのGMW-B5000Dです。

そして、手に入れることはかなり難しいのですが、スクエア型G-SHOCK初の最高級ライン「MR-G」モデルのMRG-B5000B。
チタン適用で軽さと丈夫さを両立。これでもかという質感が味わえます。

これらの機種には、キズ防止のための保護フィルムもあります。
5000と5600でサイズが少し違いますので、商品説明をよく見比べてから購入しましょう。
参考記事 [5600系と5610系の違い]いまさら聞けない四角いG-SHOCK入門[ベゼル互換表]
魅力的なもう一つの「四角いG-SHOCK」
こちらも魅力的なもう一つのスクエア型G-SHOCKを紹介しておきます。
5000でも5600でもない四角いG-SHOCK「5500モデル」がこちらです。
より「四角」が強調されたデザインです。

電波ソーラー付きのGW-5510という機種もあります。現在は生産終了で少し入手困難です。

丸いG-SHOCK
丸いG-SHOCKは先ほど紹介したDW-5700系が人気があります。

実はさらに世界的に人気なのは6900シリーズです。
秒が進むたびに埋まっていく「三つ目」が見ていて楽しいです。

ライトボタンの大きな「G」もなんだかほこらしく感じられます。
こちらもオールブラックモデルやメタルカバーモデルが発売され、コラボモデルも多く発売されています。
四角と丸が融合した大人気G-SHOCK
カシオ公式は「スクエアデザインから作りました」と発表している四角いG-SHOCKの仲間であるアナログG-SHOCKが大人気の「2100シリーズ」となります。
こちらの機種は「四角」と「丸」が融合している上手なデザインとなります。

薄くて、軽くて最高です。
薄さわずか11.8mmと、全G-SHOCKの中でも最も薄いレベルの薄さ。
レビュー記事はこちらです
G-SHOCK GA-2100[カシオが四角いG-SHOCKが元ですと言うので]
GA-2100の人気を不動のものしたのがオールブラックのこの機種。GA-2100-1A1です。

2100シリーズにもフルメタルモデルがあります。
かっこいいですね。

こちらも保護フィルムが売られています。
以上、四角い腕時計と丸い腕時計の魅力について再確認してみました!
この記事がどなたかの参考になれば幸いです。